MG患者さんへの就労支援

仕事と治療を両立するためのヒント

MG患者さんへの就労支援1,2)

MG患者さんが無理なく活躍できる仕事への就職、通院や休憩が
必要なことなどに対する職場の理解、配慮を得られるような
支援の提供が広がっています。

現在、難病の多くは治療が長期化しています。それに伴い「治療が終わってから」ではなく、
治療を行いながら仕事に就き、働き続ける
こと、治療と仕事を両立できるように
することが課題になっています。

難病患者さんの就労

難病患者さんの就労問題の多くは「体調の崩れやすさ」に起因するといわれています。
体調の安定には仕事内容や勤務条件、人間関係が大きく影響します。生産年齢の難病患者さんの約7割は就職できても、体調管理が難しくなったり、ストレスが大きくなったりすることで症状が悪化し、仕事を続けにくくなっていると考えられています1)

難病患者さんがかかえる就労へのハードルの例

就労に際し、難病患者さんの多くは、次のような悩みをかかえています。

現職を継続する場合

  • 体調管理に影響しやすい職種、配属だった
  • 職場に迷惑をかけたくない
  • 仕事を続けながらの自己管理には限界がある
  • 人間関係やコミュニケーションにストレスがある
  • 運動機能の障害が進行した

就職・転職する場合

  • 治療と仕事の両立に自信がない
  • 社会的な疎外感、孤立感
  • 再就職が困難で、精神的、経済的に追い詰められる
  • 再就職への意欲がわかない
  • 企業の求人への応募、就職活動が困難
  • 応募しても面接まで進まない
  • 疾患の情報や、必要な配慮についての説明が困難

例えば、全身的な疲労や倦怠感、痛み、発熱、集中力の低下などは、休憩や休暇をとる目安になる症状です。しかし、これらの症状は、周囲の人からは「さぼっている」という誤解を受けやすい症状でもあります。
そのため、治療と仕事を両立させていくには、職場の方に病気への理解を深めてもらうとともに、体調への配慮を得られる環境づくりを求めることが重要です。

配慮の例

症状や障害に応じて、次のような配慮を求めることで、就労しやすくなる可能性があります。

症状や障害に応じた配慮の例

スワイプで表を左右にスクロールできます。

症状や障害 配慮の例
関節や筋肉の痛みがある場合 勤務時間中の移動距離が短くなるように配慮する
下痢、腹痛などが強い場合 突然の腹痛などに対応できるようにトイレに行きやすいように配慮する
日光過敏(日光による肌荒れ、発疹、
かゆみなど)がある場合
直射日光の当たりにくい場所に席を変更する
視覚障害がある場合 拡大鏡や音声ソフトなどの支援機器を活用する
体温調整が難しい場合 寒さに弱い方に対して体温調整のしやすい服装を認める、室温を調整する
肢体不自由がある場合 広い作業スペースを確保する、整理整頓を行い転倒の原因となる物を床に置かない

厚生労働省. 事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン(令和5年3月版)https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/guideline/ (2023年9月確認)

参考

  • 1)独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター. 難病のある人の就労支援活用ガイド(2021年3月発行)
  • 2)厚生労働省. 事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン(令和5年3月版)https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/guideline/ (2023年9月確認)

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