乾癬治療の流れ 治療を継続するために| 乾癬治療【明日の乾癬 by UCBCares】
専門医に聞く乾癬治療
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医療法人社団 廣仁会
札幌皮膚科クリニック 院長
診断〜治療を始めるまで
診断〜治療を始めるまで
協働的意思決定では、患者さんと医療従事者の間に上下関係はなく、治療において合意することを⽬指す「対等なパートナー」となります3)。治療法を決めていく中で、「この治療はしたくない」「この治療はわたしのライフスタイルに合わない」「この治療はわたしの経済状況には合わない」というようなネガティブな気持ちがあったら、臆せず、素直におっしゃっていただくことが大切です。また、⼀度決めた治療法でも、途中で変更が可能ですから、あまり思い詰める必要はありません。治療を継続する過程で、期待したような効果が得られなかったり、つづけられなくなったりすることがあります。そのようなときでも、遠慮せずお伝えいただき、また別の治療法を⼀緒に考えることが重要です。
治療に前向きに取り組むためには、患者さんが納得して治療することが何より⼤切です。われわれ皮膚科専門医が持つ情報と患者さんの情報を共有し、コミュニケーションをとりながら、⽇々の⽣活の中でつづけられる治療を⼀緒に考えていきましょう。
1)飯塚 ⼀. J Visual Dermatol. 2017; 16: 850-851.
2)古江 増隆編. 皮膚科臨床アセット. 第10巻. ここまでわかった乾癬の病態と治療.
東京. 中⼭書店, 2012.p208-225.
3)中⼭ 健夫編. これから始める!シェアード・ディシジョンメイキング,
新しい医療のコミュニケーション, 第1版,⽇本医事新報社, 2017.
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