【スタイリストが解説】ゆったりなのに、きちんと感もプラス。 お仕事コーディネートの色使い・小物選びのコツ
明日の乾癬 by UCBCaresが提供する「暮らしのヒント」では、FELISSIMO(フェリシモ)とコラボレーションし、気分を上げるオン・オフファッションの楽しみ方とインテリアの提案をお届けします。今回は「【スタイリストが解説】ゆったりなのに、きちんと感もプラス。お仕事コーディネートの色使い・小物選びのコツ」です。
肌の擦れや鱗屑・落屑が気になるときには、「着たい服」より「着られる服」「隠す服」を選びがち。でも、毎日着るものだからこそ、快適かつおしゃれを楽しみたいですよね。そこで、今回はフェリシモさんのアイテムを用いて、気になる部分をカバーしながら、自分好みのアイテムや色をお仕事コーデに取り入れるコツをご紹介。スタイリストの渋谷美喜さんが、プロの視点で解説します。
バッグや小物、色使いのポイントで、マンネリ脱出
きちんと感を求められるオフィスファッションは、「ゆったりした服だとカジュアルになるかも」と、ちょっと無理をして、肌を締め付けてしまう人もいるのでは? あるいは、あれこれ考えるあまり、デザイン的にも無難なマンネリコーデに落ち着いてしまう人も多いのではないでしょうか。でも、ポイントさえ押さえれば、もっと心地よく、もっと気軽におしゃれを楽しむことができるんです。
たとえば、ゆったりとした服でも着こなし方できちん感を出したり、アクセントの位置を変えて目線をそらしたり……。さらに、モノトーンカラーとのミックスできれいな色を取り入れる、小物使いで上品さを演出するといったポイントをプラスすれば、着こなしの幅がぐっと広がります。
■コーディネート1
ゆったりなのに、オンモードになる。色・アイテムの取り入れ方
参考商品(フェリシモ提供) ※パールネックレスはスタイリスト私物
シフォン素材の爽やかなトップスに、黒のパンツを合わせたクールめのオフィススタイル。「淡い色だけだと全体がぼやけるので、引き締めカラーを合わせるのがコツ。今回はボトムに黒のパンツを入れましたが、濃い色を取り入れるときは落屑が付着しづらい、さらっとした素材を選ぶのがおすすめです」と渋谷さん。足元のパンプスは、シフォンに織り込まれたラメと、さりげなくトーンを合わせたシルバーカラーを。
ポイント
きれいめトップスにパールネックレスをプラスで、上品な印象に
参考商品(フェリシモ提供)
「淡いグリーンのトップスは、首元や手首まわりがゆったりとしていて締め付けがなく、衣類で肌をこすってしまう心配を軽減できます。パンツもすそ周りに余裕があるものを選べば、全身の負担を軽減できそうですね。また、ロングネックレスは肌に触れる面積が小さいので、症状が気になるときでも取り入れやすいアイテム。上品なパールのネックレスなら、一気に“オン”モードに切り替わりますよ」(渋谷さん)
■コーディネート2
オフィスシーンでのワンピースの選び方・着こなし方
参考商品(フェリシモ提供) ※バッグ、インナーはスタイリスト私物
ワンピースは肌に触れる部分が少なく、らくちんに着られるアイテムのひとつ。お仕事スタイルに取り入れるときは、全身の色のトーンを合わせて、オフっぽくならないようにするのがポイントです。渋谷さんいわく「症状が気になるときは、できるだけ肌を隠したい方も多いのではないでしょうか? そんなときは透ける素材のタートルネックをインナーとして着れば、春っぽさを演出しながら素肌を覆うこともできますよ」。足元はホワイトのショートブーツをアクセントにして、おしゃれ感をアップしましょう。
ポイント
色・柄の選び方、明るいカラーをおく場所で、視線をコントロール
参考商品(フェリシモ提供)
「オフィスシーンのワンピースコーデは、甘すぎない色&小さめの柄を選ぶのがおすすめ。たとえば、白の小花柄なら、鱗屑が落ちてもカモフラージュされて目立ちづらいと思います。また、今回の白いブーツのように明るいカラーを足元にもってくると、視線を下にそらすことが可能。顔まわりに皮疹が出ている時は、足元に目を引く色を取り入れるのもいいと思います」(渋谷さん)
■コーディネート3
NOジャケットでも安心。きちんと感がでるトップス着こなし術
参考商品(フェリシモ提供) ※バッグはスタイリスト私物
お仕事コーデのジャケットは、どうしても濃いめのカラーになりがち。ノージャケットで成立させるなら、シャツやブラウスできちんと感を出すのがベターです。例えば、プルオーバータイプのシャツ風トップスには、ワイドパンツの組み合わせがおすすめ。渋谷さんは、「ここ数年、ファッションの定番となっているオーバーサイズのコーデは、衣類が直接肌に触れる面積が小さいので、乾癬患者さんにとってストレスの少ない着こなしができそう。パンプスをスニーカーに、バッグをカジュアルなものに変えると、オフスタイルにもシフトできますよ」と話します。
ポイント
ゆったりシルエットには、トップスインですっきりきれいな印象に
参考商品(フェリシモ提供)
「上下ともにゆったりめのシルエットなので、リラックス感が強くなりすぎないようにトップスの前をインしてお仕事スタイルに。すっきりきれいめな印象を与えられます。また、トップスのうしろはインせずさらっと下ろせば、おしりを隠せるので体型カバーにもなりますよ。落屑が付着しづらい素材や、目立ちにくい薄めのカラーを取り入れて、気持ち的にもノンストレスなコーデにしましょう」(渋谷さん)
自分に合った色やシルエットを探してみて
お仕事シーンにおいて、洋服は自分を表現する大事なアイテムのひとつ。今までは、ちょっぴりあきらめていたファッションも、視点を変えれば、こんなに手軽に楽しむことができるんです。締め付けや皮膚との摩擦、鱗屑の落下をうまくカバーしながら、自分に合った色やシエルットをどんどん追求してみてくださいね。
「ともにしあわせになるしあわせ」、フェリシモの取り組み
今回のコーディネートに使用した洋服の多くは、フェリシモが展開するレディースブランドのアイテム。フェリシモが目指しているのは、「ともにしあわせになるしあわせ」。社会性や独創性を大事にしながら、永続的で発展的なしあわせ社会の創造に向き合っています。誰もがしあわせの作り手、贈り手に、そして誰もがしあわせを受け取る人になれる。乾癬患者さんが、服を通して笑顔になることも、そんなフェリシモの思いに繋がっていきます。
フェリシモ公式サイトへ https://www.felissimo.co.jp/
PROFILE
渋谷美喜さん(スタイリスト)
文化服飾学院スタイリスト科卒業。
アイドルから俳優、アスリートまで幅広いスタイリングを手がける。また、パーソナルスタイリストも始めるなど、多方面にて活躍中。
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