乾癬(かんせん)治療をあきらめない!私が、私を取り戻す チェンジ for チャレンジ|中国・四国・九州地方【UCBCares by 明日の乾癬】
広島大学
大学院医系科学研究科皮膚科学
田中 暁生先生
乾癬を生じる原因については多くのことがわかってきました。生まれ持った体質に、ストレスや生活習慣などの外的な因子、さらには肥満や脂質異常などの内的な因子が加わって、皮膚で炎症が起こるような免疫機能の異常が起こり乾癬は発症します。この免疫機能の異常の仕組みが明らかになることによって、新しい治療薬が沢山登場してきました。
薬ごとにメリットとデメリットがありますが、それぞれの患者さんに合った治療をすることで、かつては想像ができないくらい皮膚の症状を改善させることが可能になりました。
皮膚の症状が良くなると、皆さん笑顔になります。主治医と相談をしながら、自分に合った治療を探してみましょう。
福岡大学医学部
皮膚科学教室 教授
今福 信一先生
現在、日本国内における乾癬患者さんは約40万人と言われています。
乾癬はさまざまな原因が絡み合って発症・悪化し、現時点ではまだ完治するのは難しい疾患です。しかし、生物学的製剤という新しい治療薬が2010年に登場してから、症状をコントロールすることが可能になってきました。
私たち医師は日々新しい治療薬を研究し、症状だけではなく、患者さんの希望や境遇を考慮し、患者さん一人ひとりに適した治療法を提案したいと考えています。
積極的に乾癬治療に取り組み、これまであきらめていたことがあたりまえにできる、そんな日常を取り戻して欲しいと願っています。
公益財団法人慈愛会 今村総合病院
皮膚科 主任部長
米倉 健太郎先生
乾癬は全身の皮膚や関節などに症状があらわれるため、患者さんは日常生活のさまざまな場面で大きなストレスを感じています。以前は、治らないと言われて、あきらめていた患者さんもいらっしゃるかもしれません。現在でも完治は難しい疾患ですが、2010年に最初の製剤が登場して以降、たくさんの生物学的製剤が使用可能になり、また、新しい内服薬や外用薬も開発され、多くの場合、症状がほとんどない状態にコントロールできるようになってきました。
私たち皮膚科医は症状だけでなく、患者さんをとりまく環境や希望などを総合的に考慮し、それぞれの患者さんに適した治療法を提案できるよう考えています。
治療に前向きに取り組んで、乾癬のせいであきらめることなく、あたりまえに毎日を過ごせることを願っています。
乾癬生物学的製剤使用承認施設一覧
乾癬治療薬として認可された生物学的製剤を使用している 各都道府県の施設についてご案内しています。
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