患者さん自身が納得して治療を始める| 乾癬治療【明日の乾癬 by UCBCares】

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皮膚科専門医に聞く乾癬治療

乾癬治療のための
コミュニケーション術

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公益財団法人 日本生命済生会
日本生命病院 特任副院長兼皮膚科部長

東山眞里
先生

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02

“患者力”を磨いて、
積極的に治療に参画する ①

“患者力”を磨いて、積極的に治療に参画する ①

患者さん自身が
“納得”して治療を始める

「理解」が「納得」につながる

乾癬治療はこの10年で目覚ましく進歩しました。今では、多くの治療選択肢の中から、一人ひとりに合った治療法を選び、症状を上手にコントロールしながら、乾癬になる前と変わらない日常生活を目指すことができるようになりました。とはいえ、乾癬治療において大事なのは、つづけることです。そのためには、患者さんご自身に前向きに治療に取り組んでいただくことも重要なのです。

治療を始めるにあたり、われわれ医療従事者は、患者さんが受けることができる治療方法を提示します。「医師にこの治療をすすめられたから」と始めるのではなく、患者さんご自身が乾癬や治療方法について理解し、医師と十分話し合って納得したうえで治療をはじめることが最も大切です。そして、実行するための力、『
患者力
かんじゃりょく
』が必要になると考えています。

治療を決定していくうえで、わたしは患者さんのそのときの病状から考えられ得る、すべての治療方法をご提示します。さらに、それぞれについて、メリットとデメリットを含む特徴を説明します。そのうえで、患者さんの重症度、社会的環境や家庭環境、ライフスタイルなどと照らし合わせながら、最後に「あなたはどうしたいですか」と、必ず患者さんの希望を伺います。こうして、患者さんの理解と納得の度合いを確認してから、治療方法を一緒に決めていくようにしています。

生活習慣を一緒に見直す

また、乾癬の治療では、自分の生活習慣の中で乾癬を悪化させる可能性がある習慣や要因を見直し、改善することも必要です。

それまでの行動、やってきたことを変えることを「
行動変容
こうどうへんよう
」といいますが、「タバコはやめなさい」「お酒の量を減らしなさい」「体重を減らさないとだめ」などと、ただ「やってはいけない」と一方的にいわれて始めるよりも、自分で「なぜタバコがだめなのか」「なぜ飲酒を控えないといけないのか」「なぜ体重を減らさないといけないのか」というように、「なぜ、その“行動変容”が必要なのか」を理解し、納得して実行することが大切と考えています。
この過程があることによって患者さんの治療意欲が上がり、ひいては治療の継続につながると考えています。

ポイント

  • 乾癬治療の継続のために、治療に前向きに取り組むこと
  • 患者さんが納得して治療を始めることが大切

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